事業のスタートアップや設備投資、IT導入などでよく耳にする「補助金」。
また、雇用や人材育成の支援として「助成金」も注目されています。
どちらも国や自治体から支給される“もらえるお金”として知られていますが、
実はそれぞれ性質や使い方に大きな違いがあるのをご存じでしょうか?
この記事では、「補助金と助成金の違い」と「補助金で購入できないもの」について、
はじめての方にも分かりやすく解説します。
補助金と助成金の違いとは?
まず、よく混同されがちな「補助金」と「助成金」。
それぞれの特徴を簡単にまとめると、以下のようになります:
項目 | 補助金 | 助成金 |
---|---|---|
支給元 | 経済産業省、地方自治体など | 厚生労働省、自治体など |
目的 | 設備投資・IT導入・新事業開発など | 雇用維持・人材育成・労働環境改善など |
申請形式 | 審査・採択あり(競争型) | 条件を満たせば原則受給可能(非競争型) |
代表例 | IT導入補助金、事業再構築補助金、ものづくり補助金など | キャリアアップ助成金、雇用調整助成金など |
補助金は事業の発展や成長のための支援で金額が大きい傾向にありますが採択されるかどうかわかりません。
助成金は雇用や働き方改革を後押しする支援で金額は大きくない物の、条件を満たせば必ず支給されます。
このように、目的や金額などが異なります。
補助金の注意点:「購入できないもの」って何?
「補助金って、好きなものを買えるの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いと思いますが、答えはNOです。
補助金は、事業に必要かつ目的に沿った支出でないと対象外になる可能性があります。
ここでは、「補助金で購入できないもの」や「対象外となるケース」をいくつかご紹介します。
❌補助金で購入できないものの例
- 補助金の申請前に契約・購入してしまったもの(事前着手)
- 中古品(※一部例外あり)
- 自社社員の人件費(外部人材でない限り対象外が多い)
- 日常経費(家賃・水道光熱費・通信費など)
- 事業と関係のない高級パソコン・スマートフォン
- 自動車などの汎用性が高い物品(補助金によっては認められる場合あり)
💡補足:補助金ごとにルールが異なる
同じ「補助金」という名前でも、制度によって対象となる経費は異なります。
必ず「公募要領」や「補助対象経費一覧」を確認し、事前に見積書や計画書を準備しておきましょう。
まとめ
補助金と助成金は、事業を支援してくれる心強い制度です。
しかし、「知らずに購入してしまったものが対象外だった…」というケースも少なくありません。
- 補助金と助成金の違いを理解し
- 正しく計画を立てて
- 必要なものに、適切に使うこと
これが補助金活用の第一歩です。
賢く補助金を活用して、あなたのビジネスを一歩前に進めましょう!
補助金活用で迷ったら、お気軽にご相談ください!